満ち溢れるエネルギー
本来、子供というのはエネルギーに満ち溢れています。
複雑な現代を生きる彼らにとって、時には大人でも耐え難いと感じるような
社会の規範や価値観、人間関係、既成概念などに直面し始める日が来ます。
かつては大人も子供だった時代があるのです。(当たり前か・・・。)
誰もが人生に迷い、悩み、周囲に迷惑を掛けながら成長していくのです。
そうして培ってきた経験を基にして、
自分の子供に同じような事はさせたくないという親心から、
大人の理屈や都合で、効率的な結果を彼らに期待(要求)している事もしばしばです。
しかし実を言うと、子供達のエネルギーはとても繊細なんです。
外部から圧力を掛けられてしまう(=大人からの期待や要求)が、
本来持っている溢れんばかりのエネルギーを内側に閉じ込めてしまうのです。
自分を隠すようにエネルギーを閉じ込めて、大人からの期待や要求に応える事が
回りは喜こぶんだと思い込んでしまいます。
本来持っている自分のエネルギーと外部からの圧力のバランスを上手に両立できないのです。
青年期になると、社会の仕組みも分かってくるようになります。
すると、外部からの圧力に反抗したり、人と関わることを拒否したりするようになります。
挑戦もしていないのに、初めから「できない」と回避する人もいます。
最近の企業はこの事実に悩んでいます。
今まで毎年のように行っていた自社の新人研修のプログラムが成り立たなくなってきていると言うのです。
子供達が本来持っているエネルギーを発揮できるような機会を作ってあげたい。
それが少々非効率に感じても、学ぶことの面白さを教えてあげたい。
そして、世界中で活躍している沢山の日本の若者もいることを見てほしいと思います。
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