「Immersion Program」を知っていますか?

「immersion(イマージョン)」とは、「浸入、熱中、没頭」などの意味があります。

 

女性が使う基礎化粧品用語に「エマルジョン」という言葉がありますが、

こちらは「emulsion」と表記し、「乳状液」という意味になります。

 

話はimmersionの方に戻りますが、

海外の語学学校に通うと、英会話が一日でも早く上達するように

午前中は教室の中で基礎的な事を学習し、午後は教室を飛び出して課外活動へ出掛ける

というプログラムが一般的です。(10代の学生を対象にしている事が多いですが。)

 

午前中で学習した内容を、午後の課外活動で実際に使ってみる。

要は、英語しか通じない環境に浸りきって学習するのです。

 

他の項目で何度も書いていますが、

私は、英語の単語と構文さえ一生懸命勉強して覚えれば、

ある日、人前で英会話ができるようになるだろうと思い込んでいたのです。

 

同じような考えをお持ちの日本人の皆さん。

どれだけ英語の勉強に時間を費やしてもマスターできなかったのは、

この考えが原因です。

 

英語は慣れる事が重要なポイントです。

 

相手が何を言っているのかサッパリ分からなくても、

自分の言いたい事が上手く伝わらなくて、もどかしい思いをしても、

その環境からすぐに逃げ出そうとせずに浸り続けることが大切です。

 

「慣れると、いつの間にかできるようになる」というのが

私自身、実体験から導き出した答えです。

 

言葉やコミュニケーションは生き物です。

 

形やルールに当てはめて学ぶことはあまりうまくいきません。

 

頭で学ぶより、体で慣れるのです。

 

慣れてくると、何だか楽しくなってきます。

 

そうすると、今まで「しなければならない英語」だったのが

趣味やスポーツのように「やりたい英語」になってくるのです。

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