素朴なギモン

少しずつ改善されているとは言え、

まだまだ日本の学校で習う英語は

「読み・書き」(・そろばん・・・?古い?笑)が中心です。

 

1987年より、国は「語学指導等を行う外国青年招致事業」

(通称:JETプログラム)として

ALT(Assistant Language Teacher 外国語指導助手)や

CIR(Coordinator for International Relations 国際交流員)を起用しています。

 

彼らは、最長で3年契約で県や市町村から給与を貰いながら、

各学校の英語教員の補助をしたり、県庁や市役所に配置されています。

 

2002年のデータでは、全国に約6,000人の外国人がJETプログラムに参加しています。

単純に計算してみると、毎月約18億円、年間にすると約216億円が事業費として使用されます。

 

この費用に、JETプログラム参加者が自国から日本へ来るための往復の航空券代や

その他の諸経費は含まれていません。

 

以前、アメリカ人のALTが帰国する際、ある市職員の方から電話があり、

航空券の予約を頼まれました。

(ちなみに、私は旅行業界で働いています。)

 

普通なら、経費削減で安い外資系航空会社を予約すると思いがちですが、

この職員の方が依頼してきたのは、

「高額でも構わないから、日本からアメリカまで直行で行ける

 片道航空券を予約して欲しい。」

という内容でした。

 

途中の経由地で寄り道をする事なく、

間違いなく自国へ直帰できるようにする為らしいです。

 

結局、このALTの航空券代は片道約30万円近くかかりました。

全て、私達の税金から支払われているのです。

 

正直、そこまで素晴らしい待遇をしたところで、

将来を担う日本の子供達の教育に有益に利用されているのでしょうか?

 

素晴らしいALTの先生は多いですが、

中には「遊びに来たの?」と疑いたくなるような人も来ています。

 

もちろん、彼らに責任はありませんし、責める気もありません。

有益に利用できていない私達側に問題があると思います。

 

もっと、子供達のリスニングやスピーキングの力を伸ばせるような授業内容を

英語教員とALTが工夫して実施できないのか?と思ってしまいます。

 

あるいは、英語教員が海外へ留学して学んできて、

子供達に教えた方が

経費も抑えられるし、永続的に指導できると思うのですが?。

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